20代子育て世代が迷う!賃貸と持ち家どっちがお得?後悔しない選び方ガイド
お金の知識

「家を買うべきか?」その悩み、あなたも抱えていませんか?
20代で子どもが産まれ、「そろそろ家を買うべき?」と悩み始めた方は多いのではないでしょうか。
周囲の友人が家を買い始めたことで焦ったり、住宅展示場をのぞいたら夢が広がったり…。一方で、「住宅ローンって大丈夫?」「賃貸のままでもいいのでは?」と不安も尽きませんよね。
この記事では、「賃貸と持ち家、結局どっちがお得?」**という疑問に対し、メリット・デメリットを徹底解説。
さらに、実際にどんな人が賃貸向き・持ち家向きなのかの具体例や、住宅ローンの支払総額シミュレーションも交えて、あなたに合った選び方をサポートします。
読み終わるころには、「自分はどっちを選ぶべきか?」が見えてくるはずです。
賃貸のメリットとデメリットを正しく理解しよう。
目次
賃貸のメリットとデメリットとは?
賃貸のメリット
- ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる転勤・転職・家族構成の変化があっても、引越しが容易。
- 固定資産税・修繕費などが不要家賃以外の大きな出費がかかりにくい。
- 初期費用が圧倒的に安い頭金不要、数十万円程度で住み替え可能。
賃貸のデメリット
- 老後までずっと家賃が発生する収入が減った後も家賃を払い続けなければならない。
- 資産として残らない将来的に自分のものにはならず、家賃は“消費”となる。
- 自由なリフォームができない壁紙を変えたり、リフォームしたりは難しい。
持ち家のメリットとデメリットとは?
持ち家のメリット
- 住宅ローン完済後は「住居費ゼロ」に近づく老後の住居コストを大きく下げられる。
- 資産として残せる相続・売却・賃貸など活用方法が広がる。
- 好みに合わせて自由にリフォーム可能壁紙変更、庭造り、間取り変更も可能。
持ち家のデメリット
- 初期費用が高額(頭金・諸費用など)物件価格の1〜2割+諸経費(100万円以上)が必要。
- 転勤や離婚、家族の変化に対応しづらい持ち家を手放す・売るのに時間やコストがかかる。
- 固定資産税・修繕費などの維持費が発生年間数十万円の出費が継続する可能性も。
【比較表】賃貸 vs 持ち家の違いを一目で確認
比較項目 | 賃貸 | 持ち家 |
---|---|---|
初期費用 | 安い(敷金・礼金など) | 高い(頭金+諸費用) |
月々の支出 | 家賃+共益費 | 住宅ローン+固定費 |
ライフスタイル対応 | 柔軟に対応可能 | 柔軟性が低い |
資産性 | 残らない | 資産になる可能性 |
修繕・税金 | 家主負担 | 自己負担 |
老後の住居費 | 継続して発生 | ローン完済後は軽減 |
【シミュレーション】住宅ローンの支払総額はどれくらい違う?
たとえば以下のケースで試算してみましょう。
【条件】
- 物件価格:3,500万円
- 頭金:500万円
- 借入金額:3,000万円
- 返済期間:35年
- ボーナス返済なし
パターン①:固定金利(1.5%)
- 月々の返済:約94,985円
- 総返済額:約3,978万円→利息:約978万円
パターン②:変動金利(0.5%) → 金利上昇後1.5%に変化した場合
- 月々返済(当初):約80,000円
- 金利上昇後の月額:最大約95,000円
- 総返済額(想定):約3,800万円前後
※変動金利は当初は安いですが、将来的に金利上昇リスクがあるため、安易に選ばず将来設計を考えることが重要です。
「持ち家が向いている人」と「賃貸が向いている人」の特徴
持ち家が向いている人の例
- 子どもの学区を固定したい人
- 長期的に同じ地域に住む予定がある人
- 老後の住居費を抑えたい人
- 建てたい家のイメージが明確にある人
賃貸が向いている人の例
- 転職や転勤の可能性がある人
- 家族構成や生活スタイルが変化しやすい人
- 初期費用を抑えて住まいを選びたい人
- 将来的に地方移住や海外移住を視野に入れている人
体験談:28歳夫婦が「賃貸継続」を選んだ理由
子どもが生まれてから「家を買うか?」を真剣に悩んだKさん夫婦(28歳)。
両親からも「そろそろ買ったら?」とアドバイスされ、モデルルームもいくつか見に行きました。
ですが最終的に出した結論は「もう数年は賃貸でいいかも」という判断。
その理由は──
- 子どもがまだ小さく、今後の教育方針が固まっていない
- 夫の転職希望もあり、勤務地が変わる可能性がある
- 頭金の準備が不十分で、ローンが重く感じられた
「焦らず、自分たちのタイミングで買う」と決めたことで、精神的な余裕が生まれたそうです。
よくある疑問(FAQ)
Q. 住宅の購入って本当にお得なの?
A. 金利次第では賃貸よりも支出が少なくなるケースもありますが、メンテナンス費や税金も含めた総額で比較しましょう。
Q. 家を買うと転勤になった場合はどうなる?
A. 住み替え・賃貸に出す・売却などの選択肢がありますが、手間とコストがかかります。転勤リスクが高い場合は賃貸が無難です。
Q. 老後に賃貸で住み続けられる?
A. 高齢になると審査が通りにくくなることもあります。貯蓄や子どもとの同居計画なども考慮して判断しましょう。
まとめ|どちらが正解ではなく、「自分に合った選択」が正解です
賃貸と持ち家、それぞれに明確なメリット・デメリットがあります。
重要なのは、「どちらがトクか?」ではなく「自分たちのライフスタイルに合っているか?」を基準に考えること。
・まだ生活スタイルが変わりやすいなら、賃貸
・落ち着いて長く住む予定があるなら、持ち家
そんなふうに、焦らず将来設計と向き合うことが「後悔しない住まい選び」につながります。
次の一歩へ:もし迷いが深いなら、FPに相談してみるのもおすすめです。家計全体から判断して、最適なタイミングやローン設計をサポートしてくれます。
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