【絶対損しない】リボ払いと分割払いの違いとは?知っておくべき手数料と賢い使い方
節約・家計の見直し

「毎月の支払い、リボ払いにしておけばとりあえず安心…」
そんなふうに考えていませんか?
クレジットカードの支払い方法には「一括払い」「分割払い」「リボ払い」などがありますが、その違いを正しく理解している人は意外と少ないものです。
とくにリボ払いは、支払いがラクになる反面、知らない間に多額の手数料を支払っているケースも…。
この記事では、以下のような悩みを解決します。
- 分割払いとリボ払いの違いがよくわからない
- 手数料がどれくらいかかるのか知りたい
- 賢い支払い方法を知って、損をしたくない
リボ払いのリスクや、分割払いとの具体的な違いをわかりやすく解説した上で、どうしても使う場合の「賢い使い方」も紹介します。
目次
分割払いとリボ払いの基本|それぞれの仕組みとは?
分割払いとは?
購入金額を決まった回数で均等に分けて支払う方法です。
支払い回数に応じて手数料がかかり、回数が増えるほど総支払額も増えます。
例:10万円の商品を5回払い → 毎月2万円+手数料を5回払う
リボ払いとは?
利用金額の合計にかかわらず、毎月の支払い額を一定にする支払い方法です。
カード会社によっては「ミニマム・ペイメント方式」とも呼ばれます。
例:10万円利用 → 月々1万円ずつ支払う(元金+手数料)、支払い回数は未確定
リボ払いと分割払いの違いまとめ|表で比較!
支払い方法 | 毎月の支払額 | 支払い回数 | 手数料率 | 総支払額の予測 | 精算の自由度 |
---|---|---|---|---|---|
分割払い | 回数で変動 | 固定(選択式) | 12%前後 | しやすい | なし |
リボ払い | 一定 | 不定 | 15%前後 | しにくい | 途中で増額・一括可 |
【実例で比較】30万円の買い物でここまで差が出る!
ここでは、30万円の高額な買い物をした場合の支払い総額を、
「分割払い(12回)」と「リボ払い(月々1万円)」で比較してみましょう。
シミュレーション条件
・購入金額:30万円
・分割払い手数料:年率12%(12回)
・リボ払い手数料:年率15%(月々1万円)
分割払い(12回)の場合
・毎月:約26,660円
・総支払額:約319,920円(手数料:約2万円)
・完済:1年
リボ払い(月1万円)の場合
・支払回数:約43回
・総支払額:約430,000円(手数料:約13万円)
・完済:約3年7ヶ月
比較まとめ|支払い方法による差を一目でチェック!
支払い方法 | 毎月の支払額 | 完済までの期間 | 総支払額 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
分割12回払い | 約26,660円 | 約1年 | 約31.9万円 | 約2万円 |
リボ払い | 1万円 | 約3年7ヶ月 | 約43万円 | 約13万円 |
→ 同じ30万円の買い物でも10万円以上の差が発生!
リボ払いをおすすめしない3つの理由
- 利用残高が見えにくい→ 借金が増えている実感が持ちづらく、使いすぎるリスクがある
- 手数料が非常に高い→ 年率15%前後は、消費者金融レベルの金利水準
- 完済までに時間がかかる→ 月々の返済額が低いため、結果的に総返済額が大きくなりがち
それでも使うなら?賢い使い分け術
分割払いを使うなら
・高額な買い物で一括が難しいときのみ
・支払回数は3〜6回に抑えるのが理想
・支払計画を立てて、余裕を持った返済を意識する
リボ払いを使うなら(本当に例外)
・翌月に全額一括返済できる前提で
・キャンペーン条件を満たすためだけに一時的に設定し、即返済する
・支払い状況を毎月必ずチェックする
体験談:10万円の買い物が“減らない”地獄に
筆者の知人(30代・女性)は、家具家電をリボ払いで購入。
「月1万円なら大丈夫」と思っていたものの、半年経っても元金がほぼ減っていない現実に驚きました。
最終的に親に立て替えてもらい、13万円以上の出費に。
「ちゃんと知っていれば、絶対に使わなかった」と深く後悔していました。
よくある質問(FAQ)
Q. リボ払いはなぜ危険なの?
→ 借金感覚が薄れ、気づけば大きな負債になってしまうからです。
Q. 分割払いはどれくらいの回数が理想?
→ 3〜6回程度が手数料も抑えられて現実的です。
Q. リボ払いから一括払いに変更できますか?
→ 可能です。カード会社のマイページや電話で手続きできます。
まとめ|リボ払いを使わないことが家計防衛の第一歩
・分割とリボは「似て非なる支払い方法」
・リボ払いは「便利」ではなく「危険」
・支払いの知識が、将来の出費を大きく左右する
「ラクそう」に見える選択ほど、裏には大きなリスクがあります。
正しく知ることで、ムダな支出を防ぎ、将来のお金を守ることができます。
リボ払いを使わない選択が、あなたの家計を守る“最強の防衛策”です。